日本学術会議に登録されました 

平成14年10月16日

 日本臨床催眠学会は、平成14年9月をもちまして日本学術会議に正式に登録されましたのでご報告させて頂きます。学会のこれまでの地道な活動が評価され登録に至ったものと信じております。これもひとえに学会員のたゆまない努力の賜と感謝いたしております。

 日本臨床催眠学会は、平成11年3月に前身である日本臨床催眠研究会として設立されたのが活動の始まりです。催眠の臨床適用は、海外では頻用される心理療法のうち五指に数えられるとも言われるほど盛んです。ところが我が国ではこの三十年来続く低迷から未だに抜け出せずにいます。この日本の状況に変化をもたらすべく、国際的標準に匹敵する体系的な技法訓練の機会を設けることが急務であるという理念から研修を主体とする研究会としてスタートいたしました。以後、学術大会、学会誌の発行、研修会、ケースカンファレンスなどの活動を積み重ねながら、平成13年2月25日の第二回学術大会の場で正式に日本臨床催眠学会と名称を変更し、この度日本学術会議にもその実績が認められて登録に至りました。

 また当学会では、米国メリーランド大学主任心理学者大谷彰先生を理事に迎え、米国臨床催眠学会(以下ASCH)との協力関係を強化させています。具体的には当学会で行われる研修会はASCHの基準を満たしており、ASCH公認の研修会という認定を受けました。詳細は米国臨床催眠学会(ASCH)との連携についてのページをご覧下さい。今後とも、国際的にも通用する内容の学会活動を行い臨床催眠の日本での普及に貢献していきたいと思います。皆様のご理解とご支援を宜しくお願いいたします。

日本臨床催眠学会     

理事長 高石 昇