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ただいまお申し込みいただいた人数が予定数に達しましたので、
参加お申し込みの受付を停止しております。お問い合わせは学会事務局までお願いいたします。(2014/03/28)


日本臨床催眠学会 第2回ワークショップのご案内
 臨床催眠学会では、技法研修会を中心に行って参りましたが、より臨床実践に催眠を活用できるように、さらに臨床催眠を多くの方にご理解いただくために、定期的に様々なスタイルでワークショップを提供していきます。

 平成26年度第1回目のワークショップとして、当学会の理事長であり、臨床催眠指導者の 鹿児島大学大学院教授 松木 繁先生 による「イメージ療法」に関するワークショップを開催致します。

 近年、トラウマ治療として様々な心理療法が用いられるようになりました。治療の経過中に、クライエントが出してくるイメージをセラピストがどのように扱い、それを効果的に扱えるかどうかにより、臨床経過も大きく変化します。イメージは、クライエントの「語り」の中で出てきたり、情動やフラッシュバックと共にイメージが表現されたりします。心理療法でイメージを扱うことで、クライエントは、コントロールできるイメージがあることに気付くかも知れません。

 今回のワークショップでは、我が国独自に発展してきた、「壺イメージ療法」(田嶌,1987)を基本に、心理療法における「安全の場作り」の技法的配慮と「(イメージに伴う)体験の扱い方」の工夫を学んでいこうと思います。壺イメージ療法は、クライエントが壺というイメージ媒体を用いて、外傷体験を守られた壺の中で体験したり、壺から出てその中に外傷体験や様々な情動などを納め、蓋をして距離を置いたりすることにより、問題を解決していきます。壺という容器が安全弁として機能するため、軽症から比較的重症のクライアントにまで幅広く使うことが出来ます。一見、簡単なフォーマットに見える壺イメージ療法ですが、心理療法における技法的配慮と工夫に富んだ技法であり、その価値は見直されて良いものだと思います。

 今回のワークショップを通して、皆様の心理療法の中でよりイメージを効果的に扱う”こつ”や”新たな視点”を見いだしながら、これらの手法を学んで頂けたらと思います。
 


「催眠とイメージ : 壺イメージ療法から学ぶ催眠療法における配慮と工夫」
  イメージは、クライエント(以下、Cl.)の心の世界を深く理解するためのコミュニケーション・ツールとしてだけでなく、狭義の意味でのイメージ適用から芸術療法的側面での適用、さらには、行動変容を目指した行動療法を効果的に進めるためのツールとして使われるなど、現在も臨床場面において多角的に利用されています。しかし、こうしたイメージ活用がもっぱら「イメージ内容」を重視してきたのに対して、我が国で独自に開発された「三角形イメージ体験法」(藤原,1980)や「壺イメージ療法」(田嶌,1987)は、「イメージ内容」の展開を重視するだけでなく、Cl.が視覚的イメージを通してどのような体験をしたかという「イメージ体験」に注目していることにあります。
 今回のワークショップでは、心理療法におけるイメージ利用の歴史的な流れの紹介から、催眠夢、スクリーン法、心像連想法等の催眠下でのイメージ面接(成瀬,1959)技法の基本的な理解を踏まえた上で、「イメージ体験」を扱った代表的な技法として、特に、「壺イメージ療法」を取り上げて、その臨床適用の実際をデモンストレーション及び参加者による相互実習の中で体験的に学んで頂きたいと考えています。
 演者が古典的・伝統的な催眠療法の手法から、Cl.−Th.間の共感的な関係性や相互作用を重視し、Cl.がトランスの中で示す(催眠)現象をコミュニケーション・ツールとして利用する方法を確立してくるまでのプロセスは、壺イメージ療法の技法的配慮と工夫から学んだことが深く関わっています。

 今回のワークショップを通して,参加者の皆様と共に「壺中の天地」(中井,1987)を味わいながら、催眠療法における安心・安全なトランス空間つくりへの『配慮』と問題解決のための効果的な技法的『工夫』を考える契機になればと願っています。
日 時 2014年4月27日(日曜日)
会 場
関西医科大学  「関西医科大学学舎4階中会議室」
http://www.kmu.ac.jp/access/index.html
  (京阪本線・交野線「枚方市」駅 北口より徒歩3分)
  

病院と学舎が並んで建っていて、向かって右側の建物です。
当日は下記地図の印のサブエントランスから、守衛さんにドアを開けてもらう必要があります。 
 
枚方駅から関西医科大を見たときの写真です
 講師
松木 繁先生 
(鹿児島大学大学院教授 日本臨床催眠学会理事長)



[ファシリテーター]
 水野泰行(関西医科大学)
 仁木啓介(ニキハーティーホスピタル)
 酒井健(大手前大学)
プログラム   [定員] 40名 45名(若干ですが定員を増やしました) 
          →あと若干名となりました。お申し込みのタイミングによってはキャンセル待ちとなる可能性がございます。
          →定員に達しましたので、現在お申し込みの受付を停止しております。(2014/03/28)

時間   内容
 09:00〜 受付  関西医科大学学舎4階中会議室 
09:30〜10:20 理論@ 総論講義−催眠とイメージ−
−催眠療法におけるコミュニケーション・ツールとしてのイメージの利用−
(視覚的イメージの利用から体験的イメージの利用へ)
10:20〜10:30     休憩
10:30〜12:00 実習@(デモ) 体験的イメージ利用技法の実際(主に壺イメージ療法)
−壺イメージ療法の標準的手続きの紹介とデモンストレーション−
12:00〜13:00    昼食休憩
13:00〜14:30 実習A
(相互実習)
壺イメージ療法の相互実習&質疑応答
−身体感覚優位のイメージ体験を楽しむ−
14:30〜14:45     休憩
14:45〜15:45  理論A 総論講義U−壺イメージ療法から学ぶ催眠療法における配慮と工夫−
(治療の”場”としてのトランス空間作りとコミュニケーション・ツールとしての催眠現象利用) 
15:45〜16:00     休憩
16:00〜16:45 実習B(デモ) 催眠療法における配慮と工夫
−デモを通して催眠誘導技法のコツを学ぶ−
16:45〜17:00 理論C 全体討論
参加費
    正会員    非会員 

     事前登録
 
 会員
 学生会員  
10,000円
8,000円
 非会員
 非会員(学生)
13,000円
10,000円 

3月15日以降の申し込み
 
 会員 
 学生会員
12,000円
10,000円
 非会員
 非会員(学生)
15,000円
12,000円
注)
 お申し込みいただきましたら、自動送信で受信完了のメールをお送りします。
 その後さらに、ご参加に関して、メールでご連絡致します。そのメールを待って、参加費をご入金ください。
 ご入金の確認をもって登録完了になります。  

   参加資格 医学、歯学、心理学の諸科学を専攻する大学学部を卒業したもの、若しくはその大学院(医学部は5回生)学生。
(学生の場合は学生証の写しを添付)

申し込み方法の詳細は下記の案内をご覧ください。
 備考 当学会は精神神経学会の専門医資格更新にかかる研修ポイントの対象学会です。今回のワークショップも研修ポイント申請予定です。
今回のWSでは、日本臨床催眠学会の修了証(初級)を発行致します。

参加お申し込みについて

《お申し込みの手順》

学会HP上のリンクから申込みフォームからお申し込みください。もしくは下の申し込みフォームへのリンクをご利用ください。
申し込みメールを受信いたしましたら、申し込み内容のメールと受信した旨のメールを2通、自動で送信いたします。
その後、改めて学会よりワークショップ参加に関するお知らせをメールにてお送りいたします。
参加費は、ワークショップ参加に関するお知らせのメールを受け取った後、下記口座に速やかにお振り込み下さい。

     @ワークショップ参加のお申し込み(学生の方は、別途、学生証の画像の送付) 
     Aお申し込み内容の確認メール(subject: この内容を受信いたしました)が届きます。
       および申し込みの受信メール(subject:第 2 回ワークショップへの申し込みを受信しました)が届きます。
     Bその後、参加に関するメールを事務局から送信いたします。
     Cそのメールの内容を確認の上、参加費のお振り込みください。
      

 【郵便局からのお振込】
   口座番号:01710-1-133946
   加入者名:日本臨床催眠学会

 【銀行からのお振込】
   金融機関名:ゆうちょ銀行
   店舗名:一七九(イチナナキユウ)店
   預金種別:当座
   口座番号:0133946
   口座名義:日本臨床催眠学会

 ※お振込の際には必ず個人名で振り込んでください。
   (勤務先名で振り込まれますと、どなたからの振り込みかわかりませんので、ご協力お願いいたします。)
   尚、参加中止による返金に関しましては、開催日1ヶ月前(3月26日)までとし、それ以降のキャンセルに伴う返金はご容赦ください。


お申し込み用フォーム
 【正会員・学生会員の方】

ホームページ上の申込みフォームでお申し込みください。申し込みいただきましたら、会員登録を確認の上、メールにてお返事を致します。その後参加費をご入金いただき、その確認をもって登録完了になります。
学生会員の方は、お手数ですが学生証のコピー画像(写真等)を申し込みフォームとは別に学生証受け付け用メールアドレスまでお送りください。
その際は、参加申し込み時に表示される受付番号を控えていただき、画像送付時のメールにその番号と氏名の記入をお願いいたします。
(学生証受け付け用メールはsubject:第2回ワークショップ_学生証を添付  としてください。またメールアドレスをクリックすると、subjectが自動で記入され、本文に受付番号と氏名を記載いただく旨が表示されますが、パソコンによっては文字化けが生じる場合があります。その場合は、お手数ですがsubjectを入れ直し、本文は削除ください。)
 

 【学会員以外の方が学会へ入会して参加する場合】

ワークショップへのご参加を機に当学会への入会を希望される方は、お手数ですが、入会申し込みと研修会参加申し込みと両方を同時に行ってください。その際は当学会の会則の会員の項目をお読み頂きますようお願いいたします。

●ワークショップ参加のお申し込みはホームページ上の申込みフォームでお申し込みください。

参加資格を確認の上、メールにてお返事を致します。その後参加費をご入金いただき、その確認をもって登録完了になります。
学生資格で申し込まれる際は、お手数ですが学生証のコピー画像(写真等)を申し込みフォームとは別に学生証受け付け用メールアドレスまでお送りください。
その際は、参加申し込み時に表示される受付番号を控えていただき、画像送付時のメールにその番号と氏名の記入をお願いいたします。
(学生証受け付け用メールはsubject:第2回ワークショップ_学生証を添付  としてください。またメールアドレスをクリックすると、subjectが自動で記入され、本文に受付番号と氏名を記載いただく旨が表示されますが、パソコンによっては文字化けが生じる場合があります。その場合は、お手数ですがsubjectを入れ直し、本文は削除ください。)

       
●学会への入会はホームページ上のオンライン入会申し込みのページから申請をしていただけます。

ご入会に際しましては、資格審査がございます。入会に関しては審査の上、別途結果をご連絡させて頂きます。
なお、入会資格に関しましては、学会HP掲載の会則を参照いただきますようお願いいたします。


 【学会員以外の方で、入会なさらずに参加する場合】

参加資格は入会資格に準じております。(入会資格の詳細については学会HP掲載の会則を参照ください)
ワークショップ参加のお申し込みはホームページ上の申込みフォームでお申し込みください。

参加資格を確認の上、メールにてお返事を致します。その後参加費をご入金いただき、その確認をもって登録完了になります。
学生資格で申し込まれる際は、お手数ですが学生証のコピー画像(写真等)を申し込みフォームとは別に学生証受け付け用メールアドレスまでお送りください。
その際は、参加申し込み時に表示される受付番号を控えていただき、画像送付時のメールにその番号と氏名の記入をお願いいたします。
(学生証受け付け用メールはsubject:第2回ワークショップ_学生証を添付  としてください。またメールアドレスをクリックすると、subjectが自動で記入され、本文に受付番号と氏名を記載いただく旨が表示されますが、パソコンによっては文字化けが生じる場合があります。その場合は、お手数ですがsubjectを入れ直し、本文は削除ください。)



《申し込み締め切り》

     定員40名 45名)に達した時点で申込を締め切ります。その後はキャンセル待ちでの受け付けとなりますのでご了承下さい。  


 
連絡先

 不明な点ございましたら学会事務局まで、下記のアドレスまで、メールにてお問い合わせくださいますようお願いいたします。


日本臨床催眠学会 事務局連絡先

電子メール
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    お手数ですが、アドレスを打ち直してご使用ください。
住所 〒162-0801
東京都新宿区山吹町358-5 アカデミーセンター
TEL 03-5389-6237
FAX 03-3368-2822

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